ファイナルハロンは馬の模型にまたがって競馬の騎手を体感するゲームです。

ファイナルハロン

FINAL FURLONGの公式サイト

 

ファイナルハロンとはゲームセンター向けの体験型ジョッキーゲームだ。
競走馬を模した筐体にプレイヤーがまたがり、前後に揺らして折り合いを付ける。
騎手になりきれるという、昨今でもかなり珍しいゲームといえる。

 

1997年より第1弾が稼働し、1998年にはファイナルハロン2がリリースされた。
現在もなお生き残っている筐体の大半はファイナルハロン2であることが多い
20年以上前の作品なので見ること自体が少なくなってきたが、老舗のゲームセンターでは現役で稼働していることがある。

 

ただし、メーカーであるバンダイナムコ(リリース時はナムコ)は、2015年に保守対応を終了し、2017年には部品の調達難から修理対応も終了している。
今後は貴重な平成のレトロゲームとして扱われることが予想される。

 

2006年には据え置き型ゲーム機Wii版のファイナルハロンも登場しているので、興味がある人は調べてほしい。

 

ファイナルハロンあるある

 

ファイナルハロンの大筋として、手綱レバーを握って競走馬の走るペースを調整し、直線に差し掛かったらムチボタンを押してスパートをかけるといった単純なものだ。
一見シンプルなゲームに見えるが、馬のスタミナや展開、競馬場のコース(坂や距離)、馬の適正や脚質に応じて直線まで上手にスタミナを温存する必要がある。
しかし、馬にまたがって操作をする特性から、ついつい前半から速いペースで走りがちになってしまうのだ。

 

ペースが速すぎると警告する機能も付いているものの、警告が出て緩める頃には時既に遅し
そのまま終盤に差し掛かるまでにスタミナ切れになるというのが主な敗戦理由になるだろう。

 

結果的に脚質を問わず逃げ~先行の状況を作ってしまい、最後の直線でスタミナが尽きズルズルと馬群に沈んでしまうことがファイナルハロンプレイヤーのあるあると言えよう。

 

極めようとすると奥が深い

 

ファイナルハロンは、競馬に興味がない人でも手軽に楽しめるコンセプトを持っている。

 

競走馬型の筐体にまたがるゲーム特性から、コアなゲーマーの需要はそう高くないかもしれない。
90年代のゲームで、子供やカップル、若者を対象にしていることから、
「ペースを緩めて最後の直線でムチを入れれば勝てる」
という単純なゲーム設計になっているように見えてかなり奥深い。

 

直線までに好位置を維持してスタミナを温存するのがセオリーだが、レース毎に天候が異なり、相手の馬とのポジション争いでスタミナを消耗してしまう。
特定のペースでコントロールすればいいワケではない。レース展開に応じて臨機応変にプレイヤーが馬のペースやポジション取りをコントロールしなければならないのだ。

競馬の基礎知識だけではなく、ファイナルハロン自体の経験によって優劣が変わるのが最大の特徴といえる。

 

 

 

また、ファイナルハロンは勝ち上がり方式ではなく、1着に入ろうと最下位になろうとたった1戦でゲームが終わってしまう
勝利するとスポーツ新聞で勝利した様子が出るなど、魅力的な演出が用意されているものの、100円で長く遊ぶことはできない。
遊ぶ時間に対してコスパが優れているわけではなく、大半のプレイヤーが勝っても負けても1日1回程度しかプレイしなかったのだ。

 

とはいえ、馬の生産ではなく騎手の騎乗に焦点を絞った体験型ゲームはかなり珍しい。
レアなゲームであることは間違いないため、見かけることがあれば是非試してみてほしい。